伊豆長岡温泉事業協同組合が発足し温泉の集中管理が始まる

組合が昭和51年に設立され昭和53年より温泉の集中管理による温泉供給が始まりました。
加温、加水等の必要もなく地下から上がってきたままの温泉を無駄なく温泉施設等に配湯することが可能になりました。
各源泉の平均温度は60度超え集中管理以前の温度からは5度以上上昇し、当初の目的通りすべての施設に55度以上
で配湯しております。(温泉計量器手前での測定)
また、各施設での温泉の使用を制限することなく、必要な量を安定的に供給できるようになりました。
組合発足からの水位回復グラフ
組合による集中管理が行われることによってあっという間に水位が回復をいたしました。全体の温泉使用量によって
水位は多少上下しますが、おおむね水位回復の状況にあり資源量は保たれていると感じます。

平成16・17・18年の大規模改修

組合の集中管理は資源保護と各施設への温泉供給については成功と言えます。ただし源泉管理については人間の勘
に多くを頼っていました。例えば今週末はお客さんが多く来そうだからと予想を立て源泉を稼働させたり、タンクに溜まる
量を確認しながら源泉のの稼働状況を調整をしていました。
そこで、温泉の揚湯状況や配湯状況を同時確認が出来、それによって揚湯制御、配湯制御を自動化して行くことでの省
力化をするシステムを導入することとしました。「見える化」の先進地でもある洞爺湖温泉からの技術協力を得て、シス
テムの構築工事を平成16,17,18年の3か年に行いました。(洞爺湖温泉四宮専務による特許技術の導入)
その効果は、いままで人手に頼っていた揚湯管理をある程度の自動化することによって、現場作業員を3名から2名に
削減を可能とし、また揚湯機をコンプレッサー揚湯機から約半数を水中ポンプ揚湯機に変更することで揚湯施設管理費
  (電気代、水道代、オイル代等)を大幅に削減することが出来ました。
その結果によって平成20年に環境大臣表彰を受賞いたしました。

平成27年より本館布設替工事の着手

平成25年に漏湯事故が多発しその原因を調査するためのプロジェクトを立ち上げ、洞爺湖温泉四宮専務をリーダーと
して、配管、保温、設計に携わった各業者様の大変なご協力のもと調査結果をまとめていただきました。
その結果は保温材の劣化による著しい保温効果の低下、本管については管自体はまだまだ使用に耐えられるが、接続
部や分岐サドル等の金属部の劣化が激しく、その部分は多くの場所に存在し、補修では費用が莫大になることなどを
勘案し全体的布設替(但し優先順位を立て計画的に工事を行う)が最善の方法であるの報告内容でした。
その結果報告を以て直ちに工事計画を立て、伊豆の国市にもお願いをして優先順位の高い約3kmを平成27年から
3年間で工事を行いました。伊豆の国市には入湯税を原資とした温泉保護対策積立金が約9000万円がありました
ので年に3000万円づつ3か年の補助金を頂いた工事でした。

環境省補助事業、温泉供給設備の高効率化による省Co2促進事業

平成31年に環境省の省Co2促進事業に設備改修と計画策定に応募し、2件とも採択をされ、実施をいたしました。
計画は温度低下が見られる路線をがありましたので改修工事を行うことによって関係地域の温泉供給先施設での
温泉温度上昇による熱量変化による省エネ化をの計画実施を行いました。また設備改修では水中ポンプ揚湯機を
設置する17源泉での送湯ポンプのインバーター化を行いました。これによって電気量削減を実現いたしました。
Co2削減量は計画値44tのところ2020年度の削減量は83tを達成しております。

令和も本管改修事業の継続へ

  温泉本管の総延長は約12qとなりますのでまだまだ多くの距離が残っておりますので毎年少しずつですが入替工事を
  継続しております。
温泉本管布設替の実績
 

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